名古屋の建築設計事務所
Tel 052-761-7091

蒼生舎との家づくりに興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
事前相談は随時行っております。ご要望や好みをお伺いし、設計事例の写真などを見ながら、設計の進め方や費用についてお話をさせていただきます。ホームページに載っていない写真や資料など色々ありますので、事前相談はぜひ事務所にお越しいただきたいと思っております。ただ、御家族に体の不自由な方や赤ちゃんがいて外出が困難な場合は、お伺いしますので御相談下さい。

設計工房 蒼生舎

所在地 〒464-0073
名古屋市千種区高見1-26-4
タカミ光ビル205
TEL 052-761-7091
FAX 052-761-9384
Eメール studio@souseisha.net
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URL www.souseisha.net
休日 日曜 祝日
営業時間 平日 10~18時
土曜 10~17時

日曜祝日や夜間の打合せもしております。

ご予約のお願い

事前相談は随時行っておりますが、事前にご予約をお願いしております。営業時間内でも、現場監理や打合せに出掛けてしまって留守のこともあります。留守の時や休日には留守番電話による対応となります。お名前、お電話番号、ご用件などを録音して下されば、戻り次第こちらからお電話いたします。蒼生舎からの電話発信番号は 052-761-7091 の他に 090-8677-7091 もありますので、よろしくお願いします。
日曜日や夜間にしか時間がとれない方も調整して対応いたしますのでお問い合わせ下さい。
外出や打合せが続いてすぐには御返事できないこともありますが、数日経っても蒼生舎からの折り返しの連絡がない場合は、メールソフトや機器の不具合の可能性がありますので、申し訳ありませんが再度お問合せ下さるようお願いします。

場所のご案内

= 電車でお越しの方へ =

地下鉄東山線池下駅の1番出口(西改札)を出て、北へ向かって徒歩10分です。ファミリーマートが東側(右手)に見えましたら、その西側(左手)に4階建でクリーム色の「タカミ光ビル」があります。ビルの入口は北道路側です。南の方から歩いて来ると入口が分かりにくいのですが、北側へまわると入口が見つかります。2階の一番奥の205号室です。

= お車でお越しの方へ =

ファミリーマートの道をはさんだ北側に月極駐車場があります。そこの9番が、設計工房蒼生舎の駐車場(1台分)ですのでご利用下さい。駐車場から南西に交差点(信号機はありません)を渡ると「タカミ光ビル」があり、2階の一番奥の205号室です。
近くまで来て迷われた時は、お気軽に電話でお尋ね下さい。2台以上の車でお越しの場合は、月極駐車場の北側にコインパーキングがありますので、そちらと合わせてご利用ください。

事前相談のはじめに

個人住宅は個別の事情によるところが大きく、一般論だけではお伝えしにくいところがあります。できましたら事前相談のはじめに、スケジュール、資金計画、敷地、お住まいに対する希望などを大まかにお話いただいた方が、より絞った内容で御説明ができるかと思います。
それから、お好きな住宅についてや、蒼生舎のどこに興味を持っていただけたのかなども教えていただけるとお話ししやすいです。

家づくりの準備

家づくりの時間は次の二つからなります。

  1. 新しい住まいや暮らしに思いをめぐらせる楽しい時間
  2. 具体的に進めていくために必要なことをする時間

設計が始まれば楽しい時間が多くを占めるのですが、家づくりの準備段階では、残念ながら上記2の時間が必要です。その時に参考になる情報を下記に記載しました。
下記のうち資金計画だけは、事前相談の前に少し検討して下さった方が良いと思います。

資金計画

家づくりを考え始めたら、まずは資金計画を立てることになります。オーダーメイド型注文住宅の工事費はとても幅が広いので、予算を立てて進めないと方向性が定まっていかないからです。
また、予定外のことが起きる可能性もありますので、それに備えて資金計画には余裕をもたせておくことも必要です。以下は建替え工事、または土地を取得済の段階を想定した資金計画の立て方です。

※ 事前相談の段階では、大まかな計画で大丈夫です。

1.用意できる金額の上限を一応把握しておく

住宅ローンの借り入れ上限額で予算を組むことはおすすめしていません。しかし、上限が分かっていれば予算の余裕度がわかるので、後々の判断がし易くなることがあります。
住宅ローンの借り入れ可能額は、返済能力と土地建物の2点を同時に審査されます。

  1. 返済能力の審査。
    所得・年齢・所得の安定度・他のローンの有無などによって決まります。
  2. 土地・建物の担保価値の評価。
    返済が滞った場合に、不動産を競売で売却して回収できる金額の評価。

注文住宅の場合、上記「b」については早い段階では決まらないので、正式な融資審査はまだ受けられません。(融資の本審査には工事請負契約書が必要なので、施工会社と工事契約をしてからになります。)
「a」については、借り入れを考えている金融機関の窓口や住宅ローン相談会などに行けば、ある程度教えてもらえると思います。同時に月々の返済額や融資手数料・保証料・融資の流れなどについても説明してもらえると思います。

2.住宅建設に使える総予算の検討

月々の返済額から適切な借入額をお考え下さい。その借入額と自己資金の合計から下記の諸費用を除いた金額が住宅建設に使える総予算となります。

  • ローン関係や保険の費用
  • 不動産取得税などの税金
  • 引越や仮住まいの費用(建替え工事の場合)
  • 登記や測量の費用 など

3.住宅建設の総予算の内訳

住宅建設に関わる費用には下記のようなものがあり、その合計金額が「住宅建設の総予算」になります。

  • 本体工事費
  • 外構工事などの付帯工事費
  • 地盤改良や杭打ちなどの地業工事費
  • 造成工事費(高低差のある敷地の場合)
  • 消費税
  • 設計監理料
  • 地盤調査や申請手数料・印紙代などの雑費
  • 地鎮祭や上棟式の費用
  • 上下水道の新規引込の費用
  • 解体工事費 など

同じ金額の予算でも、本体工事費のみの場合と、引越や家具家電購入費まで含めた総額でお話しされる場合とでは大きく変わってきます。ご予算額についての話は、どの範囲の費用のことなのかも一緒にお話し下さるようお願いします。できましたら、上記の「住宅建設の総予算」の金額をお伝えくださると分かりやすいです。

4.自己資金

自己資金は預貯金の額ではなく、その中から工事に使うことができる金額のことです。注文住宅の場合、住宅ローンが実行される以前に色々と支払いが始まります。総予算の2割くらいは自己資金がないと、資金ショートを起こす可能性があり注意が必要です。(つなぎ融資を含む住宅ローンの初回実行が上棟時と想定した場合)
また、既設建物の解体工事が必要な場合、通常、解体工事費の支払時期は住宅ローンの実行より前になりますので、この費用も自己資金で用意することになります。
親族からの借り入れや援助が可能な場合は、自己資金に加算して考えることができます。

5.予備費

想定外のこと(地中埋設物や近隣トラブル)が起きて思わぬ出費が必要になる可能性はゼロではありません。資金計画には余裕をもたせておいた方が安全です。
また、既設建物があって解体工事後まで地盤調査ができない場合や、施工会社による見積金額のバラつきが大きくなりがちな計画(傾斜地敷地・工事費が高額な住宅・RC造住宅など)の場合は、設計段階で正確な工事費を予測するのが難しくなります。
ご予算を用意できる上限金額でお考えの場合は、安全のため予備費(金額は計画内容によります)を差し引いた額を当初予算と考えてすすめさせていただきたいと思います。正式見積りや地盤調査後、又は予定外の出費がないと思われる状況になりましたら、その時に残っている予備費分の増額設計変更をすることはできます。工事中に増額変更ができるのは、ちょっとした楽しみでもあります。
「分譲マンション」や「建売住宅」は完成品の購入ですし、「建築条件付き注文住宅」も建売住宅と注文住宅の中間的な位置付けなので資金計画は立てやすいと思います。それに対し「注文住宅」特に設計事務所とつくるオーダーメイド型の注文住宅の建設は、購入ではなくプロジェクト(ちょっと大袈裟ですが)とお考え下さい。全てのリスクを過剰に心配することはないと思いますが、適度な備えは必要です。

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設計事務所

注文住宅には、規格型のものから、かなり自由度の高いオーダーメイド型のものまで様々あります。設計事務所(建築家)は、自由度の高いオーダーメイド型注文住宅の分野を担っています。

建築主の依頼を受けて、施工会社とは独立した立場で仕事をすることが設計事務所(建築家)の特徴です。そのため、設計事務所は施工は行わず設計監理のみを業務としています。そしてこのことが、設計事務所が自由度の高い設計を行うことができる最大の理由です。

※ 設計事務所が「おすすめ工務店」を紹介することが多いので分かりにくいかもしれませんが、個々の住宅に適した施工会社を選んで提案するのが「おすすめ工務店」であり、設計事務所の関連会社や提携工務店ではありません。

1.設計と工事の期間

規格型の住宅と比べると、設計期間も工事期間も長くなります。
蒼生舎の場合、設計期間は約5~9ヶ月位です。自由度の高い敷地、難易度の高い敷地や建物、規模の大きな住宅の場合は設計期間が長くなりがちです。施工会社への見積依頼と金額調整期間は1~2ヶ月です。工事期間は6~12ヶ月位で、造成の必要な敷地やRC造の建物は工期が長くなります。
締切りがある場合は早めにお知らせ下さい。

2.オーダーメイド型注文住宅の設計

住宅施工会社の設計監理料が数十万円なのに対し、設計事務所の設計監理料を高いと思われる方がいるかもしれません。この金額の違いは、設計監理の内容と業務量の違いによるものです。数十万円で行われる設計監理は以下のような必要最小限の業務です。
建築主のご要望をお伺いし整理する、主要な図面の作成、法規や構造基準に合致していることを確認、確認申請、工事が法規に合致していることの確認等を行います。施工会社の「標準仕様」という暗黙の了解があるので、細部の設計を行わなくても見積りや工事ができます。
この方法は効率が良く、自由度の少ない規格住宅ほど設計料も工事費も安くなる傾向があります。

施工会社に縛られない立場で仕事をする設計事務所(建築家)では、自由な設計ができるかわりに、上記の業務だけでは十分ではありません。もっと詳細まで設計し図面化して、施工会社に設計内容をきちんと伝えなければ正確な見積りや工事ができません。
設計の自由度が高いということは、建築主のご要望をお伺いして整理する内容も多くなります。フルオーダーの注文住宅の場合、適当な既製パーツがなければ職人に製作してもらうことも視野に入れて設計します。その設計図も必要です。また施工者と何度も打合せをし、設計意図通り施工されているかどうかを現場で確認もします。その分多くの時間と手間がかかります。

確かに効率は悪いですが、これはオーダーメイド型注文住宅にとっては必要不可欠なことでもあります。設計内容が詳細まで図面化されることで、建築主と施工会社はこれからつくる住宅の詳細を共有することができます。(完成した設計図書は製本して建築主・施工者・設計者がそれぞれ持ちます。また工事契約書にも添付されます。)

3.将来に備えて

設計事務所(建築家)の設計には、独自色が強いイメージをお持ちかもしれません。しかしそれはデザインについてだけであって、そのベースになっている工法や使用材料は一般的なものです。設計事務所は、どの施工会社でも工事ができるように、多くの詳細な設計図を用意します。そして、どの施工会社でも分かる表現で図面が描かれ、誰でも入手可能な材料を使い、ベーシックな工法(又はそのアレンジ)を前提に、オリジナルデザインの建築を設計しています。

このことは将来のメンテナンスやリフォーム工事の時にも役立ちます。
基本的にメンテナンスは新築工事をした施工会社に依頼することになりますが、もし数十年後だと当時の担当者はもういない(いても詳細は覚えていない)と思います。又これからの住宅業界の動向も予測できないのでその会社に依頼できるかどうかも分かりません。
特定の会社しか対応できない工法・仕様・材料に依存していない建物であれば、どの施工会社でも対応できます。(図面を見て分かる監督や職人がいる前提ですが)詳細な設計図があれば、見えない部分がどうなっているかも大体分かります。
オープンな工法や材料と図面化は、将来何かと融通がきくことだと思います。

4.設計者の役割

最初は夢をふくらませることから楽しい家づくりが始まります。まずはそんなお話をお伺いできたらと思います。しかし、それだけでは家の完成までたどり着けません。ご要望をお伺いし整理し、どうすれば実現できるかを考え、具体的な提案をすることが設計者の役割だと考えています。

ご要望について、出来ること・出来ないこと、優先的にやるべきこと・やめるべきこと、これを一緒に整理していくことから設計は始まります。建築主のご要望であっても、構造的に無理なことや法規に違反するものはつくることができません。また、敷地や予算は有限ですので、何を優先させるかも考えなければなりません。そして「何をしないか」は意外に重要で、この判断の良し悪しが、いい家になるかどうかを左右することもあります。

プラニングをしながらもこれは続きます。それは建築主の指向や価値観をくみとる時間でもあり、設計方針を決めるベースになっていきます。特に設計初期の段階では、具体的な細部のご要望よりも、住まいや暮らしに対する好みやお考えについて多くお伺いできると良いと思っています。

5.設計事務所の選択

オーダーメイド型注文住宅の設計監理をしている建築設計事務所はいくつもあり、依頼先の選択には悩まれることかと思います。
もし悩まれるようでしたら、シンプルにデザインが好みかどうか、で判断されても良いのではないでしょうか。基本的に建築主のご要望に応じて設計しておりますが、それでも完成した建物には設計者の考えや好みも多分に反映されているものです。

設計時にはまだ目の前に実際の建物はありません。完成状態を100%イメージすることは、初めて家をつくる方にはなかなか難しく、建物が完成してから「設計中に言われたことの意味がやっと分かって納得した。」と言われることもあります。「同じものを見て、同じように良いと思える」そういう感覚を共有できることは、対話では解決しにくい部分なだけにとても大切なことだと思います。

また、いきなり設計監理契約を結ぶのはご不安かと思いますので、蒼生舎では「基本設計のお試し期間」を設けています。蒼生舎への依頼を具体的に検討して下さっている方に対して行っており、有償(5万円+消費税)とさせていただいております。事前相談は無料です。

6.設計監理料

蒼生舎の住宅の新築工事の設計監理料は、設計監理対象の建設工事費の概ね10~12%です。できるだけ業務量に比例した設計監理料になるよう、規模や構造計算の有無に応じて設計料は変わります。支払時期などの詳細は事前相談の時に説明させていただきます。事前相談は無料です。

設計監理料 = 建設工事費 × 設計料率 α %

設計料率 α は以下によります。

α=(17-0.002 × 建設工事費(万))%

(建設工事費<3500万円の場合)

α=10 %

(3500万円≦建設工事費<1億円の場合)

α=(12-0.0002×建設工事費(万))%

(1億円≦建設工事費<2億円の場合)

構造計算が必要な場合は設計料率が上記+1%となり、構造計算適合性判定が必要な場合は上記+1.5%となります。

※ 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、混構造、3階建て木造 等は構造計算が必要です。

※ 構造計算適合性判定とは、主に大規模な建築物に義務付けられている確認申請時の構造計算の二重チェックのことです。通常、住宅は該当しませんが、このルートをとることで設計の選択肢が広がるケースがあります。
(例:耐力壁のないRCラーメン構造や階高の高いRC壁構造)

※ 特殊な条件の場合や住宅以外の建物の場合は別途相談となります。

下記の早見表で見ていただいた方が分かりやすいと思います。

設計料率表
  1. (計算例1)
  2. 建設工事費3000万円(木造)の場合
  3. 設計料率 α=17-0.002×3000=11%
  4. 設計料=3000万円×11%=330万円
  1. (計算例2)
  2. 建設工事費5000万円(木造)の場合
  3. 設計料率 α= 10%
  4. 設計料=5000万円×10%=500万円
  1. (計算例3)
  2. 建設工事費7000万円(RC造)の場合
  3. 設計料率 α=10+1=11%
  4. 設計料=7000万円×11%=770万円
  1. (計算例4)
  2. 建設工事費1億2000万円(RC造)の場合
  3. 設計料率 α=12-0.0002×12000+1=10.6%
  4. 設計料=12000万円×10.6%=1272万円

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建設工事費

オーダーメイド型の注文住宅はご予算に応じて設計していきます。そのため建設工事費は、非常に大きな幅があり、標準価格や標準坪単価のようなものがありません。事前相談の時に個別にご相談下さい。
資金計画を提示していただければ、それに近い施工例の写真をお見せして、どれくらいの規模や仕様になりそうかのイメージをつかんでいただきます。その時に敷地の状況(広さ、形状、高低差、前面道路の状況)も合わせて教えていただいた方がより実情に沿った話ができると思います。
以下は工事費に関する一般的なお話です。多少のご参考になるかもしれません。

1.規模・形状と工事費

住宅規模は予算に大きく影響します。これにも「標準」はなく、蒼生舎での設計例も30坪未満~100坪以上まで多様です。ビルトイン車庫付、3~4階建て、二世帯住宅などは規模が大きくなりがちです。床面積が大きいほど坪単価は下げやすいのですが、それでも工事費全体は上がります。
坪単価は、平屋>2階<3階 となり、木造<鉄骨造≦RC造となります。また、凹凸のないシンプルな箱型で表面積が小さく、総2階で庇やバルコニーがなく、開口部や間仕切・建具の少ない形状の方が単価は下がります。

2.敷地と工事費

地域によって敷地にかかる規制は異なり、建設可能な規模・外装仕上・開口部の設計などに制約を与えます。その制約は工事費にも影響を及ぼします。規制の種類は、土地購入時の重要事項説明書や不動産情報に記載があります。もし不明な場合は、正確な地名地番を教えていただければ、こちらで調べさせていただきます。

外構・造成費も敷地の個別事情によるところが大きく、数十万円で済むこともあれば、傾斜地などで1000万円以上かかることもあります。また、傾斜地を利用して地階に車庫・玄関をつくる場合は、RC造 又は 混構造にする必要がありますし、床面積も大きくなり工事費はかなり上がります。傾斜地敷地の場合は十分な工事費予算をみておかないと、その敷地の良さが活かしきれないこともあります。
傾斜地敷地の購入をご検討の場合は、土地購入前にご相談して下さる方が良いと思います。

3.仕様と工事費

建築の値段は「材」と「工」の合計です。「材」は使用材料のことで、高い材料を使うと工事費は高くなります。「工」は施工費(手間代)のことで、手間のかかる仕事を増やすと工事費は高くなります。そして、この施工費の比率が高いので、近年は部品を工場生産することで省力化と工期短縮をはかる方法が主流になってきています。確かに、工期が短い(本体工期が3~4ヶ月)ことも値段が安いことも、建築主にとってメリットです。
ところが困ったことに、手間のかかる仕事を多用してつくられた住宅はとても魅力的なのです。何度も塗り重ねられた左官壁や、何日もかけて手作りした建具など、職人に手間暇をかけてもらうことでしか作れないものは沢山あります。自然素材を多用すると値段が上がるのも、手間のかかる工事が増えるからともいえます。

4.予算と工事費

「注文住宅」はご予算に合わせて設計内容を決めていきます。しかし設計の初期段階では、住宅に対するご希望と予算が一致しないことがよくあります。特に近年は工事費相場が上昇の傾向にあり、上手に理想と現実との折り合いを付けながら進めていくことになります。

① 希望の実現を優先させ、予算を増やす。

② 予算を優先し、ご要望を変化させる。

③ ご要望と予算の両方を少しずつ変更する。

上記のいずれかの方法で調整していくのですが、どの方針で進めるかは毎回本当にケースバイケースです。この方針についてもご家族で良く話し合っておかれることをお勧めします。

5.設計の自由度と工事費

正確な工事見積りを早い段階では出せないことが、オーダーメイド型注文住宅の不便なところではあります。同じ面積の住宅でも、詳細設計の内容次第で大きく金額が変わってくるからです。これは規格型注文住宅の標準仕様の見積りがすぐに出るのとは対照的です。

設計の自由度が高い

工事費の幅が広くなる

詳細設計を進めないと
正確な金額が出ない

工事費を予測しながら
設計を進める

詳細な設計を終えてから
正確な工事費が分かる

という流れは、オーダーメイド型注文住宅では避けられないことですので、どうか御理解下さい。

特に高級仕様の住宅ほど工事費の予測が難しくなる傾向があります。流通量の少ない材料を使用したり、手間のかかる工法やオリジナル製作のものを多用すると、施工者間による見積金額のバラつきが大きくなり、工事費の予測がしにくくなります。
逆に言えば、できるだけ一般的に多用されている材料や工法の組み合わせでうまくデザインすることで、工事費の予測のブレを小さくすることもできます。

この詳細な設計を終えてから正確な見積りを出す方式は、不便な一方で安心なことでもあります。施工会社との工事請負契約書には、詳細な設計図とそれに呼応した見積明細書が添付されます。工事内容を明確化し共有することは、話の行き違いによるトラブルの防止になります。

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